交通事故抑止 点から線へ 愛知県豊川署が分析を開始

 

 豊川警察署管内で今年に入って発生した交通死亡事故は11日現在で4件。今のところ東三河ではトップの件数だ。

昨年1年間の総死亡件数は3件で近年まれに見る高水準だっただけに、今年上半期だけで1件上回っていることに関係者の危機感が高まっている。

人身事故全体としては昨年対比で減少傾向にあるものの、管内では毎年下半期に事故が増える傾向にあることから、同署では7月から新しい取り組みに力を入れている。「点から線へ」作戦だ。

 交通課の小久保浩課長によると、4月中旬から同課では、人身事故を起こした乗用車などが事故現場に行くまでに通ったルートを調査し分析。

それによると、国道1号の宮下交差点(小坂井町)と音羽蒲郡インター入り口交差点(長沢町)間、国道151号では豊川インター出口(豊が丘町)と馬場町交差点(馬場町)間、城下交差点(牛久保町)と宮下交差点間、県道5号国府馬場線(姫街道)の馬場交差点と亀ヶ坪交差点付近(八幡町)間―の、3路線の特定区間を通行して脇道に入った車両に事故が多いことがわかってきたという。

 「発生現場を点とすると、通ったエリアは線。点だけに焦点を当てるのではなく、そこに至る線上にも注目して活動することで事故抑止に効果があるのでは」と考え、7月から、朝夕にそれらの路線をパトカーで広報してまわったり、交差点で監視活動を実施。線でとらえる作戦は同署初の試みで、小久保課長は「効果があれば、今後も分析して続けたい」とした。

 

(東日新聞)

 

国道1号の宮下交差点(小坂井町)と音羽蒲郡インター入り口交差点(長沢町)

国道151号 豊川インター出口(豊が丘町)と馬場町交差点(馬場

町)

城下交差点(牛久保町)と宮下交差点間

 

県道5号国府馬場線(姫街道)の馬場交差点と亀ヶ坪交差点付近(八幡町)

 

走りやすい大きな道を走ったあとに脇道にそれると事故を起こしやすいというお話でしょうか

 

 

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