もう出動回数ゼロではなくなっていますが
全国に1台しかない全地形対応の消防車両「レッドサラマンダー」が愛知県の岡崎市消防本部に配備されて2年。全国の被災地での活躍が期待される中、いまだ出動はゼロにとどまる。だが緊急時に備え、隊員らは日々の整備や訓練を重ねている。
レッドサラマンダーは2013年3月、総務省消防庁が配備した。東日本大震災を受け、津波被害があった地域でも活動できるように、一般車両では走れない荒れ地や段差、がれきの上に加え、水深1・2メートルまでは走行できる。こうした特長を生かし、全国の大規模災害の現場への出動を見込んでの配備だった。
「近県だけでなく、全国を守る唯一の車両。これは大変だ、と責任の大きさを痛感した」と、同市消防課の担当者は振り返る。運転には大型特殊の免許が必要なため、隊員らが免許を取得。他県からの視察も相次いだ。
(朝日新聞)
お隣の岡崎市に配備されている特殊車両です。レッドサラマンダー。赤いオオサンショウウオといったところでしょうか
東日本の震災以降出動が必要な災害が起こってないということは良いことです。
万が一に備えて訓練を重ねて、その時には人の命を救ってほしいものです
専用の運搬車もあるようですね。
見に行かれた方のブログに画像が多く掲載されている記事があるので気になるかたはどうぞ
ブログ終了されてました
九州豪雨で初めての出動があったようで改めてこのページを見てくれるかたが一時的に増えましたね。
「レッドサラマンダー」は全長8.7m、総重量12トンで、一般車両が通行できない場所でも走行でき、全国で唯一岡崎消防本部に配備されている全地形対応消防車です。
今年に警戒のための出動はあったけれど実際の災害現場への出動は初めてでした。
7月7日から大分県日田市、7月10日から福岡県朝倉市で活動し7月13日には岡崎市に戻ってきたようです。
レッドサラマンダー実際の活動は?
大分県では土砂やがれきを乗り越えて孤立集落に向かい住民の安否を確認するなどしたが
福岡県では、レッドサラマンダーならではの活用する場面がなかった
必ず必要な時期がやってくるものだと思いますが、一台きりなことと活躍場面がないのは課題ですね。
あまり無用にイベント会場などにに出させるのも、いざという時に対応できるのかも問題にされそうですし。
過去の救難車両
国産の履帯(いわゆるキャタピラー)式救難車輌は存在していたようです。
静岡市消防局が保有していた「震災工作車」
1996(平成8)年に静岡市消防局へ納入
2013年3月末日付けで耐用年数が経過して引退
引退後は通常スクラップ
世界に1両のレア車なので保存の意向が働く
静岡県御殿場市の自動車整備会社であるカマド社と
ロシアのコレクターと入札競争があったそうです。
レッドサラマンダーも耐用年数が来たら
入札競争が起きるかもしれませんね。
震災工作車はほとんどがタイヤ
キャタピラ式で、ハイブリッド装備は希少
もう一台
千葉県の松戸市消防局にも小ぶりな災害特殊工作車があった
運転することの課題、必要な免許
大型特殊免許
小型移動式クレーン
玉掛け免許(クレーン)
車両系建設機械技能講習(パワーショベル)
ウインチ講習
静岡に車両があったときは免許保有者が二人しかいなかったようです。
運転や操縦に向いてる人には
免許取得を要請することも必要ですね。