行方不明者の動機について考えていきたいと思います。
行方不明者の動機(2013)平成25年
83,948人
家庭関係・・・・・・21,3%
疾病関係・・・・・・19,4%
事業・職業関係・・10,8%
学業関係・・・・・・ 2,8%
行方不明にも様々な動機があると思います。
その中で一番多かったのが家庭関係です。
行方不明者の動機(2014)平成26年
81,193人
家庭関係・・・・・・20,2%
疾病関係・・・・・・20,3%
事業・職業関係・・10,8%
学業関係・・・・・・ 2,5%
行方不明者の動機(2015)平成27年
82,035人
家庭関係・・・・・・19,6%
疾病関係・・・・・・22,4%
事業・職業関係・・11,4%
学業関係・・・・・・ 2,6%
行方不明者の動機(2016)平成28年
84,850人
家庭関係・・・・・・19,0%
疾病関係・・・・・・25,8%
事業・職業関係・・10,7%
学業関係・・・・・・ 2,7%
夫婦間の不仲や親子間の不仲などいろいろな原因があるとは思います。
家の中でリラックスしたいと思っていてもケンカが絶えず居づらいなど
精神的にリラックスできず、家に帰りたくないと思っている人も多いようです。
そうした中でどんどん悪化していくと家出に繋がっていきます。
まずは、夫婦間・親子間での不仲をなくし家が居やすくすることがとても大切です。
疾病関係では、多いのが高齢者の認知症による徘徊です。
今後も疾病原因は増えて失踪、行方不明の原因は認知症徘徊が一番になり
それから他の原因という流れになっていきそうです。
行方不明の原因想定
行方不明者数の足取りを調べる前に原因の想定をましょう。
家出をするのには様々の動機があると思います。
家出人を探す中で家出した人の原因・動機を把握することが足取りを探すためにとても重要です。
どうやって原因・動機を調べていくのか?
まずは家出・失踪時の状況を考えます。
事故や犯罪に巻き込まれていないのか?
遺書などが書かれてあり自殺を推測されるケース
認知症による徘徊で行方不明になったケース
これに該当する場合はほぼ原因は明らかです。
この他に、夫婦間でのケンカ・親子間でのケンカもあります。
この場合もある程度は原因・動機がわかるでしょう。
しかし、何の予兆もなくいなくなってしまった場合は原因を追及していく必要があります。
学校・職場での様子はどうだったのか?
友人関係はどうだったのか?
家出人が残して行った物などからも考え、様々な角度から原因・動機を追及していきます。