探偵業者の解約トラブルケース9 逃げ得した?

国民生活センターに寄せられた探偵トラブル

探偵業者の解約トラブルケース9

ワールドリサーチ綜合調査
東京都新宿区四谷3丁目4番SCビル2階

架空請求業者に200万の詐欺に合う
金銭を取り戻せないか探偵に相談

「取り戻せなくなるので警察にまだ相談しないで」
「全額取り戻す気持ちが大切」
「全力でサポートします」
「通知を送れば8~9 割の方が取り戻せる」
「全額取り戻せる」
「調査費用は架空請求業者に支払わせることができる」
「半月~3カ月程で取り戻せる」
「今なら相手の特定が可能」
「通知さえ送ればあとはこちらでやる」

探偵の指示で消費者金融で借金して約 72万円5千円で契約

期限から2週間過ぎて報告書を受け取る
内容は架空請求業者の信用調査のみ
「架空請求業者は架空の会社」
「法人登記はされていない」
「現金の発送先は特定できず」

契約前の説明内容と調査報告書の結果は乖離が大きい

全額返金を要求

反応

「全額取り戻せる」等の説明はしていない
「代金支払についての問題」の解決業務はしていない
収集した情報を、随時、申請人に口頭で報告
調査委任契約に反することはしていないし業務も完了済
契約書に基づいた業務をおこない依頼人の申請は認めない
円満解決したい

「8~9割の方が取り戻せる」発言や消費者金融の借り入れ指示はしていない

 

結果

1
依頼人は探偵から架空請求業者と返金交渉はできないと聞いていた
担当者が「通知書の送り先は特定でき、送った後はやっていく」をアフターフォローとして返金までを契約と依頼人は思った
架空請求業者の所在が確認できず重要事項説明書の交付もなかった。

「詐欺被害解決!」や「返金事例多数!」等の記載が返金請求を行い取り立て代行の誤解させるので改善要請
重要事項説明書と契約書を説明不十分で同時送付ですませ、入金はそれ以前にしていることを指摘

探偵は聞き込みや張り込みの実費や事業終了の費用面もあるので1割返金を提示

2
依頼人は架空請求業者の件で被害届を警察で受理され、探偵が報告した架空請求業者の情報が間違っていることが判明
探偵に最低7割の返金を要求

探偵は営業をしていないので資金面から履行出来ないので3割返金を提示

後日、4割を分割で返金を提示

3
72万4500円の支払い義務は認め
探偵業を辞めて月2~3万の返金しか出来ない提示から
遅れなく月3万で30万返金時に42万4500円の支払いを免除すると和解

しかし1度も支払いはされず
「義務履行勧告書」を送付したが元探偵に届くことはなかった

(2014年3月20日)

逃げ得で済んでしまったのでしょうか。
独自ドメインのサイトはなくなっていますが
無料ブログやリンクサイトなどはまだ残っていますね

参考
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20140320_5.pdf#page=6

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