名古屋市、豊田市とゴミ屋敷が立て続けにニュースになり
問題提起になり最近再び考えるところとなっていますが、
実は2009年にもテレビで特集があったりして
問題にはしたものの、成果となっているのはごく限られた場所だけになっています。
6年がたって思い出したように取り上げられるようになったわけですが、
ゴミの処分だけでは解決しないことがほぼ確実ですので
住民同士の声がけなどコミュニケーションをはかり一種のカウンセリングが必要なひとが多いと考えられていますね。
ゴミ屋敷化したきっかけ
仕事が忙しい
恋人がいない
父母の死、兄など兄弟の死など
生きる意味の喪失に繋がる心の傷をおう
などをきっかけに孤立化してどんどんと進んでいくことが多いようです。
前回、東京都足立区の取り組みを知りましたが、大阪府豊中市の福祉ごみ処理プロジェクトが先駆けのようです。
福祉ごみ処理プロジェクトの原則は2つある。
1.ひと任せの苦情は受け付けない。
隣のゴミ屋敷を何とかして欲しいというようなひと任せの問題は取り上げない。問題解決にならないからだ。
ご近所さんが一体となって活動しゴミの主と絆を再構築しなければ元の木阿弥になるから。
2.節度あるおせっかい
一方的にゴミを処理するのではなく、ゴミの主と一緒にゴミを片付ける節度・根気が必要だから。
市内で増えた“ごみ屋敷”問題だ。この問題には居住者の高齢化や精神的な障がい、社会的孤立など複数の要因が絡む。居住者本人が支援を拒否する場合も少なくない。CSWは行政関係者や福祉委員らと何度も家庭訪問して入居者の心を開き、問題の一つ一つを整理しながら、家の片付けだけでなく地域社会への参加を促す
(公明新聞)
鹿児島県で近所の人が何度片づけてもゴミを集めていた男性は、「生活手段の1つ」だという。男性によれば、ゴミを集め始めたのは長年介護していた兄を亡くした時から。唯一の収入だった2人分の年金が半分に減り、節約しようと使えそうなものを集め始めたのが始まりだったらしい。収入は月5万円あまりの年金のみ。生活保護の相談もしたが、持ち家があるという理由で断られ、断念したという。
(2009年週間ダイアモンド)
ゴミ屋敷の行政執行が出来る自治体は少ない
ごみの強制撤去を可能にする条例がある自治体は
大阪府大阪市(費用は税金である公費)
東京都足立区(費用は税金である公費)
京都府京都市 (私費)
富山県立山町 など
すごく限られている。
鹿児島のゴミ屋敷も、またまた取り上げられるでしょうか。
ご近所トラブルの証拠収集や調査はガル愛知豊田